
東海道線を歩こう その31
7月最終の土曜日は梅雨明けしたこともあり雨の心配が減りました。今年も酷暑になりそうな気温ですが東海道線の旅の続きに行きます。旅程223系出発駅は野洲駅殻となりますが、夏の18きっぷシーズンになったのでのんびり安く移動しました。そうしたら品川の始発電車を使ったのに野洲駅の到着は13:02になってしまった。夏で陽が長いので移動時間はなんとか確保できそうですが、気温の最も高い時間帯を移動しないといけない。これがどう影響するか。13:20 野洲駅前回の到着は北口でしたが、今回の出発は南口からにします。駅前にセブンイレブンがあったので軽く昼食をとっておくことにします。旧中山道野洲小学校の隣を通過して旧中山道に合流します。野洲駅の出発を南口にした理由はこれです。旧中山道は米原付近から野洲までは山沿いを通っていますが、野洲から草津までは東海道線に並行するようになります。つまり、干拓で拡大していった琵琶湖東岸も地形的に拡大する余裕がなくなってくるポイントということでもあります。東海道線旧中山道は東海道線をアンダーパスして野洲川橋北詰交差点で滋賀県道504号線に合流します。野洲川野洲川橋で野洲川を渡ります。野洲川は琵琶湖に注ぎ込む数少ない大河川の一つです。野洲川の他は稲枝駅と能登川駅の間の愛知川くらいかな。駅前グリーンロード旧中山道からいったん分かれて守山駅に向かうために駅前グリーンロードに入ります。どのあたりがグリーンなのか一切わからないけど駅前付近だけは拡幅整備されている。守山駅前交差点何やら進入禁止なっている守山駅前交差点を曲がると守山駅はすぐです。14:22 守山駅野洲駅から1時間で守山駅に到着しました。駅間とコース的には1時間は要しないはずですが、やはり暑さが堪えます。今日は守山の夏祭りがあるようで準備が進んでいました。準備で人が多くて休憩が難しい。守山といえばピエリ守山がかつては有名な場所でしたが、湖岸沿いなので駅からは遠いんですよね。それに今は普通のショッピングモールなので行ってもしょうがないか。勝部高架西交差点休憩もそこそこに守山駅を出発しました。再び駅前グリーンロードを進んでいくと、大型車直進不可の勝部高架西交差点に差し掛かりました。此処から先は住宅地に入っていて道も途切れるみたいです。勝部高架橋からいったん、東海道線をまたいで線路そばの道を進むことにします。15:05 栗東駅40分程度で栗東駅に到着しました。栗東といえば新幹線駅を新設すると突然首長が言い始めて地元民含めて馬鹿にされていましたね。判断力が衰えた老人をリーダーにするとろくでもないという典型ですね。駅前のショッピングモールのアル・プラザ栗東が休憩に良さそうなのでしばらく休憩します。今日の気温は36~37度なので風が吹いても涼しくならないのでコンビニの冷凍飲料で冷却しながらの移動になるのですが、冷却が追いつかないので適度に冷房で冷やさないと救急車のお世話になってしまう。ただ、最近はsECOで冷房の温度を上げているところも多いので困ったものです。電車の弱冷房車とかハズレ車両の典型でしかない。冷房が寒けりゃ厚着して自衛して欲しい。こっちは暑くても全裸になったら犯罪なんだからなあ。滋賀県道31号線30分ほど休憩したので出発します。苅原交差点ちょっとだけ道をそれますが、基本的には線路に並行した道路を進みます。このあたりは栗東の工場が多く立ち並ぶエリアです。関西・関東・中京・北陸のいずれにも行くことができる交通の要所なので工場誘致もありですね。新幹線駅はいらないとは思うけど草津線そのまま進んで草津線をくぐります。草津線は柘植駅周辺の印象が強くてローカルなイメージだけどちゃんと電化されてるし、草津駅の近くで2線分あって高架なのでまったくローカルな感じはない。中沢交差点中沢交差点で右に曲がり草津駅方面に向かいます。旧中山道線路のそばで旧中山道に合流します。16:18 草津駅40分ほどで草津駅に到着しました。草津は東海道と中山道の分岐点の宿場町で江戸時代は発展しました。その後は都市としてなかなか発展からは外れていたのですが、平成に入って大学の誘致に成功し、京都のベッドタウンしてほ位置を確立させてからは著しい発展が続いています。京都の大学が拡張できないからって草津にきて、京都だと狭くて住めないから草津がベッドタウン化してるわけなので、京都の失策で発展したとも言える。草津川隧道15分ほど休憩しました。草津駅周辺は冷房の効いた休憩場所が少なかった。喫茶店に入るという方法もあるのですが、ちょっと諸事情でこのあたりには長居をしたくないんですよね。草津駅を出発して再び旧中山道を進みます。旧中山道歩きもこのあたりが最後になります。旧中山道最後の史跡は草津川隧道です。琵琶湖に注ぎ込む河川には天井川が多いです。これは水量が少ないが周囲の山からの土砂流入が多いことに由来します。草津川は琵琶湖へ流れ込む天井川としては代表格でした。現在は河川改修で流路が変更されたため天井川ではなくなっています。東海道中山道追分旧草津川をくぐったところで旧東海道と合流し、旧中山道はここまでになります。江戸時代も京都と江戸の流通は多く主要ルートのどれを利用しても必ずここは通過します。当時はすごい人混みだったのでしょう。草津宿本陣草津宿本陣もそんな追分の直ぐ側に設置されていました。江戸時代は名実ともに草津の中心がここだったんでしょうね。草津川旧東海道を進み現在の草津川を渡ります。草津川の改修工事は20年の歳月を費やし2002年に完了しました。運河というより良く整備された河川という感じがする。矢倉南交差点矢倉南交差点で国道1号線に合流しました。国道1号線も名古屋ぶりですね。17:21 南草津駅すぐに南草津駅に到着しました。50分くらいかな。南草津駅は1994年に開業された比較的新しい駅になります。できたときは周りに田んぼしかなかった。請願駅でほとんどの工事費を草津市が負担してまで駅間5kmの中間地点の田んぼの中に駅を作ったのは立命館大学がここに移転したのが理由です。駅の工事費に見合うのかは今を見ても明らかです。当初こそ学生だけの利用でしたが、そのまま就職後も住み続ける人もいて住人目当てのお店も当初は学生向けだったところ中間所得者向けの店も進出するようになり、駅利用者は右肩成長を続けています。2011年に新快速停車駅になり、2021年には特急まで停車するようになりました。行政の箱物事業としては大成功の例になっています。こういう40~50年先のイメージができる政治家が本当に欲しい。国道1号線時間的には南草津駅で終了するところですが草津エリアはサラッと通過したい場所なので次の瀬田駅に向けて出発します。今日の日没は19:05なので多分大丈夫。山側に200mくらいのところに旧東海道があるのですが、真っすぐで歩道もある国道1号線を進むことにします。狼川日没近くのいい味わいのひかり加減になってきました。それでも気温は高くて34度あります。熱帯地域よりも暑いので冷房の温度をもっと下げてもいいと思う。狼川を渡ってすぐに大津市に入ります。大津市はこの旅では滋賀県最後の自治体になります。京都ももう少しですね。瀬田駅口交差点大津入りして23分で駅前の交差点まできました。国道1号線の交差点から瀬田駅は直ぐです。18:21 瀬田駅南草津駅から45分ほどで瀬田駅に到着しました。日が沈むので今日はここまでにします。とにかく暑い1日でした。今回徒歩:16.51km区間:野洲~瀬田 12.7km累積徒歩:655.21km区間:東京~瀬田 496.6km/589.5km 84.24%